以前ご紹介したGHK新築工事が今年のグッドデザイン賞に受賞されましたので改めてご紹介いたします。
グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
建物のコンセプトは「障がい者の暮らしが地域社会と共にあるために,建築に何が可能かを模索した住宅」ということでしたが、設計された十河さんには建物を建てている最中も何度も聞かされておりました。
プライバシーを守ることと解放的なことを両立したサッシ。
大開口のサッシになりますが、腰壁の高さを高くして外部からの目線が気にならないようにされております。
2階の各個室の床の段差から漏れる光が1階に届くようにした灯り取り開口。
構造材の間にポリカーボネートを嵌め込みました。
断熱に関しても現場に直接いらして、熱心に厚みやヒートブリッジしやすい箇所を確認されておりました。
細部に渡って建物に思いを詰め込んだ結果だと思います。
(思いについていくのがやっとでしたが、完成した時は本当に感動しました。)
受賞の詳しくはhttps://www.g-mark.org/award/describe/45686でご確認下さい。
施工者としても携わった建物がこのような賞を受賞されたことを大変嬉しく思います。
施主様とそれを代弁する建築士の方。その思いに答えられる施工者でありたいです。
受賞、本当におめでとうございます。