以前ご紹介したGHK新築工事が今年のグッドデザイン賞に受賞されましたので改めてご紹介いたします。

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グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。

建物のコンセプトは「障がい者の暮らしが地域社会と共にあるために,建築に何が可能かを模索した住宅」ということでしたが、設計された十河さんには建物を建てている最中も何度も聞かされておりました。

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プライバシーを守ることと解放的なことを両立したサッシ。

大開口のサッシになりますが、腰壁の高さを高くして外部からの目線が気にならないようにされております。

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2階の各個室の床の段差から漏れる光が1階に届くようにした灯り取り開口。

構造材の間にポリカーボネートを嵌め込みました。

断面パース

断熱に関しても現場に直接いらして、熱心に厚みやヒートブリッジしやすい箇所を確認されておりました。

細部に渡って建物に思いを詰め込んだ結果だと思います。

(思いについていくのがやっとでしたが、完成した時は本当に感動しました。)

受賞の詳しくはhttps://www.g-mark.org/award/describe/45686でご確認下さい。

施工者としても携わった建物がこのような賞を受賞されたことを大変嬉しく思います。

施主様とそれを代弁する建築士の方。その思いに答えられる施工者でありたいです。

受賞、本当におめでとうございます。

カテゴリー: 日常の出来事

浴室といえば、ユニットバスですが、今回の現場では1から造る浴室です。

メリットとして、自由な形状で造れることがあげられます。

浴室ができるまでの工程を写真と共にご紹介いたします。

浴室の壁を作ります。下地はベニヤ2重張りです。出入り口のサッシもこのタイミングで取付を行います。

 

次に浴槽部と洗い場部分をコンクリートブロックで造っていきます。

浴槽と洗い場部分にコンクリートの打設を行いました。

写真では分かりづらいですが、洗い場の床の高さより浴槽部分の床の高さの方が低くなっています。これは洗い場から浴槽へ入る時、またぐ高さを丁度良い高さに設定したためです。

また、浴槽・洗い場ともに排水へ向かって勾配も計算して付けています。

 

次回で防水~浴槽など器具付け設置までご紹介します。

 

カテゴリー: 建設現場から

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またまたお店の出入り口工事が進みました。

以前ご紹介した出入り口扉の格子にも和紙が張られました。

障子にしてしまうと破かれてしまう恐れがあるのでガラスに直接和紙を張っております。

欄間部分はお施主さまから支給された欄間板を取付しています。

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飾り棚を定位置へ。

お店の出入り口もほぼ完成です。

 

カテゴリー: 建設現場から

今回一番困難であった、水廻り部分をご紹介します。

2世帯を1世帯にするため、浴室・トイレ・キッチン・洗面が2つあったものを1つにします。しかし、設置したい位置が既存の位置と違うため、給排水・給湯の配管位置を大きく変更しなくてはいけませんでした。そのため、一部床に段差をつけさせてもらい、1段上がった段差と壁に給排水・給湯の配管を設置しました。

木の下地がある部分が段差の付く高さになります。赤と青が給水管・グレーの太めの管が排水管になります。

奥にトイレと洗面化粧台が設置される予定となっております。

床の仕上げはクッションフロアです。

また、浴室に関しましてはユニットバスではなく、1から造りました。理由として、浴室設置ご希望の位置に梁(2本)・柱(1本)があり、ユニットバスの設置スペースが確保出来ませんでした。ユニットバスの設置箇所を検討しましたが、使い勝手を優先したことも理由になってます。

浴室の作業工程は次回、ご紹介致します。

カテゴリー: 建設現場から

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飾り棚です。

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飾り棚の内側です。

溝が彫ってあるのが見えるでしょうか?(暗い写真ですいません。)

アクリル板に和紙を張りアクリル板が「けんどん式」に取外しが出来るようになっております。

手前側にアクリル板を移動することも出来るので内側と外側とそれぞれで飾り物が置けるようになっております。

カテゴリー: 建設現場から